診療・各部門
診療内容
「子供の総合医」として、一般診療をはじめ、育児・発達の相談、予防接種、健診など、幅広く対応しています。また、心臓、神経、腎臓、アレルギーなどの専門的な診療も行っています。
宇都宮市の二次医療機関として、入院治療と当番日の二次救急診療を行っています。地域のかかりつけ医療機関との連携も心がけて診療しています。
自治医科大学とちぎ医療センターと密接な連携を図りながら、適切な診療を提供できる体制を整えています。
◆外来診療について
≪一般外来≫ 紹介状なしで初診の受診が可能です。
発熱などの症状の診療をはじめ、小児期にみられる多くの症状・疾患に対応しています。また、育児相談や発達相談など、小児の健やかな成長・発達を助ける診療に努めています。
(専門外来はありませんが)腎臓、アレルギーなどの専門的な診療も行っています。腎臓に関しては、3歳児検尿・学校検尿での指摘、ネフローゼ・慢性腎炎などの腎疾患、尿路感染症、夜尿症などの診察を行っています。アレルギーに関しては、食物アレルギー(食物経口負荷試験、栄養食事指導)、気管支喘息、アレルギー性鼻炎・結膜炎、アトピー性皮膚炎などの診療を行い、スギ花粉症・ダニアレルギー性鼻炎に対する舌下免疫治療も行っています。その他、肥満、低身長、便秘、慢性下痢、血便、起立性調節障害、慢性頭痛など、幅広く対応しております。
専門性が高い場合は、主に自治医科大学とちぎ子ども医療センターと連携を図りながら診療し、必要に応じて紹介いたします。
≪専門外来≫ 予約制で行っております(事前にご連絡ください)。
・心臓外来(自治医科大学小児循環器医師)
先天性疾患、不整脈、川崎病、乳幼児健診・学校心臓検診での指摘などの診療を行っております。心電図、24時間ホルター心電図、運動負荷心電図、心臓超音波検査による精密検査も行っております。
・神経外来(自治医科大学小児神経医師)
てんかん、その他のけいれん性疾患、発達障害(自閉症スペクトラム症・注意欠陥多動症・学習障害)などを対象に定期的な診療を行い、脳波検査、頭部画像検査による精密検査も行っております。
・乳児健診
宇都宮市の委託を受け、4か月・10か月の健診を中心に行っています。それ以外にもご希望に応じて対応いたしますので、気軽にご相談ください。
・外来予防接種
各種予防接種を行っております。(接種適応者に対する)シナジスにも対応しております。
◆入院診療について
乳幼児の呼吸器感染症をはじめ、胃腸炎、脱水症、気管支喘息発作、アナフィラキシー、けいれん、有熱性尿路感染症、川崎病などの急性疾患、および食物アレルギーの経口負荷試験などの入院対応を行っております。
スタッフ紹介
氏名 | 伊東 岳峰(いとう たかね) |
役職 | 小児科医長 |
専門分野 | 小児一般、小児腎臓 |
資格 | 医学博士 日本小児科学会専門医・認定指導医 日本腎臓学会専門医 AHA公認PALSインストラクター(小児二次救命コース) JPLS講師(日本小児科学会・小児診療初期対応コース) 厚生労働省認定臨床研修指導医 身体障害者福祉法指定医(じん臓機能障害) 難病指定医、小児慢性特定疾病指定医 舌下免疫療法薬登録医、エピペン登録医 |
主な所属学会 | 日本小児科学会 日本腎臓学会 日本小児腎臓病学会 日本小児腎不全学会 日本超音波医学会 日本腎病理協会 日本小児集中治療研究会 |
その他 | 自治医科大学講師 |
氏名 | 古賀 玲奈(こが れいな) |
役職 | 小児科医員 |
専門分野 | 小児一般、小児心臓 |
資格 | 日本小児科学会専門医 舌下免疫療法薬登録医、エピペン登録医 |
主な所属学会 | 日本小児科学会 日本小児循環器学会 |
その他 | 自治医科大学病院助教 |
氏名 | 堀越 亜希子(ほりこし あきこ) |
役職 | 小児科医員(短時間勤務) |
専門分野 | 小児一般 |
資格 | 日本小児科学会専門医 舌下免疫療法薬登録医、エピペン登録医 |
主な所属学会 | 日本小児科学会 日本アレルギー学会 |
その他 | 自治医科大学病院助教 |
氏名 | 古井 貞浩(ふるい さだひろ) |
役職 | 非常勤医 |
専門分野 | 小児心臓 |
資格 | 日本小児科学会専門医・認定指導医 日本小児循環器学会専門医 |
主な所属学会 | 日本小児科学会 日本小児循環器学会 日本先天性心疾患インターベンション学会 日本集中治療医学会 日本川崎病学会 |
その他 | 自治医科大学助教 |
氏名 | 浅倉 佑太(あさくら ゆうた) |
役職 | 非常勤医 |
専門分野 | 小児神経 |
資格 | 日本小児科学会専門医 AHA公認PALSプロバイダー(小児二次救命コース) |
主な所属学会 | 日本小児科学会 日本小児神経学会 日本てんかん学会 |
その他 | 自治医科大学助教 |
外来表 
診察曜日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|
小 児 科 | 午前 | 1診 | 伊東 | 伊東 | 伊東 | 伊東 | 古賀 (1・2・4・5週) 堀越 (1・3・5週) 自治派遣 (2・3・4週) |
2診 | 堀越 | 古賀 | 堀越 | 古賀 | |||
午後 | 1診 | 予約外 | 予約 | 予約外 | 古井(2・4週) (心臓外来) | 予約 予約外 | |
2診 | 予防接種 (予約制) | 乳児健診 予防接種 (毎週) (予約制) | (神経 |
*受付時間
午前 8:30~11:30
午後 13:30~15:30
*午後の予約外の受診希望にはできるだけ対応したいと考えております。
時間によりお待たせすることがありますので、受診前にご連絡ください。
*専門外来(心臓外来、神経外来、予防接種、乳児健診)は予約制ですので、事前にご連絡ください。
*発達相談(発達障害に関した受診)の場合、初診は診察時間がかかるため、事前予約が必要です。また、以下の問診票PDFを印刷し、ご記入の上でご持参ください。印刷できない場合は、お手数ですが、当院小児科外来まで用紙を取りに来て下さい。
*気になることがありましたらお気軽にお問い合わせください。
*連絡先: JCHOうつのみや病院 028-653-1001 (代表)
小児科スタッフ(集合写真)

お役立ちリンク
妊娠・授乳と薬剤
赤ちゃんの頭のかたち
アレルギーに関して
感染症について
学校、幼稚園、認定こども園、保育所において予防すべき感染症の解説(日本小児科学会)
感染症の基本・抗菌薬の適正使用(かぜに抗菌薬は効かないこと 、抗菌薬の適正使用と薬剤耐性について分かりやすい説明あり)(AMR臨床リファレンスセンター)
神経疾患(てんかん・発達障害など)
発達障害情報・支援センター(国立障害者リハビリテーションセンター)
子どもの心の問題・診療
内分泌疾患(低身長・肥満・糖尿病など)
夜尿について
小児在宅医療について
お知らせ
2025.10.1
1.10月1日からインフルエンザワクチンの接種が可能です。
予約できますので、お気軽にご相談ください。詳細は、当院ホームページや院内掲示をご参照ください。
なお、今年度から、経鼻・弱毒生ワクチン(フルミスト®)の接種を開始します(対象:2歳以上、19歳未満)。これまでの不活化ワクチン(注射)と異なり、経⿐ワクチンなので注射の痛みがない、13歳未満でも1回で済むなどのメリットがありますが、注意点もありますので、以下の事前確認事項や製薬会社のホームページ(「フルミスト」で検索すると見つけられます)をご確認の上でご検討ください。
*入荷量に限りがあるため、ご提供に日数がかかる場合があります。
【フルミストの事前確認事項(以下を満たす必要があります)】
・2歳以上、19歳未満である・(接種歴がある場合)本剤のアナフィラキシー歴がない
・免疫抑制薬(ステロイドの内服・静注含む)の使用なし
・アスピリンを内服していない
・重篤な基礎疾患(心疾患、肺疾患、腎疾患、肝疾患、糖尿病、血液疾患など)がない(基礎疾患がある場合は事前に主治医に相談してください)
・ご家族の中に重度の免疫不全者がいない(水平伝播の可能性があるため。ご家族の主治医に事前に相談してください)
・ゼラチンによるアレルギーがない
・重症の卵アレルギーがない
・喘息のコントロール不良がない
・鼻汁・鼻閉のコントロール不良がない
・接種日に激しい運動を行う予定がない
・接種の数日後に運動会・発表会などの重要なイベントがない(数日後のインフルエンザ様症状の出現を想定して接種計画を立てておくとよいでしょう)
*フルミスト®については外来待合室にポスターや説明用紙が置いてあります。

2.外来待合室にパンフレット立てを設置しました。
食物アレルギー、アトピー性皮膚炎、喘息、便秘、夜尿、頭痛、睡眠、不登校などに関連したパンフレットをそろえましたので、ご自由にお取りください。

2025.1.15
外来待合室の本棚を整理しました。
小児科受診に関連した、お子さん・ご家族向けの本を、同じところにまとめて配置しました(写真の赤枠のあたり)。
おかぜの受診・採血・注射についての絵本、障がいのある子の兄弟姉妹についての絵本、
小児で代表的な症状である「発熱•咳•鼻汁•嘔吐•下痢」がマンガなどで分かりやすく説明されている本などがあります。
診察待ちの際にご覧頂ければ幸いです。
これから少しずつ増やしていきたいと思いますので、診察待ちの際にご覧いただければ幸いです。
(これに伴い、2024.11.12、11.28の記事・写真の一部を改訂致しました。)
2024.11.28
外来待合室に、小児科受診のお子さん・ご家族向けの本を置きました。
おかぜの受診、採血、注射についての絵本です。
診察や注射の心の準備に役立てばと思い準備しました。診察待ちの際にご覧頂ければ幸いです。
2024.11.12
①お役立ちリンクに情報を追加しました。
②外来待合室に、小児科受診のご家族向けの本を2冊用意いたしました。
小児で代表的な症状である「発熱・咳・鼻汁・嘔吐・下痢」がマンガなどで分かりやすく説明されていて、我々が診察室で話している内容が多く含まれています。また、耳鼻科・皮膚科・眼科・歯科に関する説明もあり、お子様をみるご家族に心強い本だと思います。診察待ちの際にご覧頂ければ幸いです。
③抗菌薬(抗生物質)の適正使用についてのポスターを貼りました。
・・・②の本でも述べていますが、かぜの原因はほとんどがウィルスで抗菌薬は効果がありません。この時に抗菌薬を使用することで、不要な治療を行うと共に副作用や薬剤耐性菌などの問題が生じるリスクがあります。抗菌薬を正しく使用することが子どもたちの未来のためにも重要です。近年、薬剤耐性(AMR:Antimicrobial Resistance)への対策が進んでおり、TVアニメ「はたらく細胞」とコラボしたAMR対策ポスターを貼りました(①のお役立ちリンクでも紹介していますが、AMR臨床リファレンスセンターのホームページhttps://amr.ncgm.go.jp/materials/では期間限定でPDFが入手できます)。
④指先からの少量の採血で20分で結果が分かる「イムノキャップ ラピッド アレルゲン8」を導入します。
・・・吸入系の8項目(ヤケヒョウヒダニ・ネコ皮屑・イヌ皮屑・シラカンバ・ヨモギ・カモガヤ・ブタクサ・スギ)について、簡単で痛みも少なく評価ができますので、花粉症や通年性のアレルギー性鼻炎を心配しているけど採血が苦手なお子様には良い適応かもしれません。外来待合室にパンフレットを置きましたのでご参照下さい。なお、一般的な静脈採血による多項目のアレルギー検査も可能ですので、遠慮なくご相談ください(ただし、採血によるアレルギー検査は、あくまでも補助診断で結果に振り回されないことも重要です。診察の上で医師が必要性を判断することをご了承下さい)。
2024.8.16
お役立ちリンクに情報を追加しました。
2024.7.2
お役立ちリンクに情報を追加しました。
小児科スタッフ(集合写真)に画像を加えました。
外来表に発達相談の受診方法、事前記入の 問診票の案内を追加しました。
2024.5.28
小児科ホームページを更新しました。お役立ちリンクに参考になるサイトを紹介していますのでご活用いただければ幸いです。今後、内容を充実させていきたいと思いますので、どうかよろしくお願い致します。
なお、4月から小児科の常勤医師数が2名から3名に増員されました。このうち1名については短時間勤務のため、夜間休日は従来通りの2名体制であり、宇都宮市の小児二次救急の輪番についてはこれまで通りとなりますが、平日昼間の体制を強化し地域の小児医療に十分な役割を果たしたいと考えております。
なにかあればお気軽にご相談ください。
子供の病気や予防接種の説明
当初は、必要な情報を独自で作成して載せることを考えていましたが、最近は信頼
性が高く分かりやすい情報サイトが多くありますので、我々小児科スタッフがこれが分
かりやすいと厳選した情報サイトとともに紹介するページに致します(小児科関連情
報のコンシュルジュのようなイメージですね)。適宜更新していきますのでご参照頂け
れば幸いです(お役立ちサイトと重なるところがあると思いますがご了承下さい)。
診療実績
