外科

診療・各部門

JCHOうつのみや病院の外科診療に関しまして

【当科の体制】

 JCHOうつのみや病院外科は田口、津久井、堀内、藤沼の4人の医師が常勤医として診療にあたっております。他、木曜日は松本医師(上部消化管グループ)、金曜日は堀江医師(下部消化管グループ)が診療支援にきております。全員が自治医科大学消化器一般移植外科に所属しており、安心・安全なチーム医療を提供します。

【主な診療内容】

・良性疾患
 胆石、胆嚢炎、胆嚢ポリープにおきましては、腹腔鏡下胆嚢摘出術を第一選択としております。総胆管結石が併存する症例は消化器内科と連携し、ERCPによる採石を行っております。鼡径ヘルニアには、腹腔鏡下あるいは前方アプローチによりメッシュによる修復術を行っております。虫垂炎に対しましては、腹腔鏡下虫垂切除術あるいは保存的治療後のInterval appendectomyを行っております。

・悪性疾患
 がん診療ガイドラインに沿った治療を提供しています。大腸癌におきましては、腹腔鏡下手術を第一選択としております。再発・切除不能症例に対する化学療法も積極的に行っております。切除可能な肝転移に対しましては、慎重な検討のうえ肝切除を行っております。肝がん、胆道がん、膵がんに対する集学的治療も可能です。肝胆膵の高難度手術に関しましては、必要があれば自治医科大学のスタッフに来てもらい手術を行っております。ラジオ波治療や放射線治療におきましては近隣の施行可能な施設と緊密に連携し、遅滞なく治療をしています。胃癌におきましても集学的治療が可能であり、手術は腹腔鏡下あるいは開腹にて行っております。

・緊急手術
 消化管穿孔、絞扼性イレウス、汎発性腹膜炎、急性胆嚢炎、ヘルニア嵌頓などに対する緊急手術も積極的に行っております。特に当院では毎週金曜日が二次救急の当番となっており、夜間の緊急手術にも対応しております。

【手術】
 可能な限り初診日に手術日を決めるよう取り組んでいます。大学病院では進行癌でも1-2か月待機しますが、当科では初診日から2週間ほどで手術を行っています。手術まで迅速な対応を目指しています。

 当院の手術総数と主な術式の内訳になります。

当院では年間400件弱という数多くの手術を行っております。低侵襲手術がより重要と考え、積極的に腹腔鏡手術を行っています。外科医は常日頃手術に携わっておりますので、安心して受診してください。

【医療機関の先生方へ】
 当院へ患者さんをご紹介いただき、誠にありがとうございます。当科におきましては引き続き先生方と連携を取りながら診療を行っていく所存です。地域の患者さんをサポートするために、外科的治療適応でお悩みの際や急性腹症の患者さんがいらした場合には、お気軽に当院外科にご相談いただけますと幸いです。引き続き、変わらぬご協力・ご指導をよろしくお願い申し上げます。